この40年間、ポール・モチアンやスティーヴ・キューン、ジョン・アバークロンビーなど多くのECM作品に参加してきた名サックス・プレイヤー、ジョー・ロヴァーノの初のECMリーダー作品。新たなグループで流れるようなリリシズム、デリケートなテクスチャー、インスパイアされたインタープレイが堪能できる。ピアノで参加しているのは、マリリン・クリスペル。ロヴァーノは「マリリンには美しいサウンド、タッチ、ヴォキャブラリーがある。」とうらやむ。ドラマー、カルメン・カスタルディは長くロヴァーノと演奏してきたが、トリオにおいても繊細さを持ち合わせながら、曲の持つディテールを表現する。「僕らはオーケストラのように演奏する、一つの大きなタペストリーを織るかのように。僕がマテリアルを持ちこむが、実際の演奏のウェイトは3人とも平等で、とても特別な方法でハーモナイズを生むんだ。」とロヴァーノ。(メーカーインフォより)
●ジョー・ロバーノ(ts)マリリン・クリスペル(p)カーメン・カスタルディ(ds)
2018年3月録音/2019年3月29日リリース
■ECM(EU)2615
■ステレオ