ヘロイン中毒から立ち直り自信を取り戻したマイルスは「ウォーキン」「バグス・グルーブ」などの名作を次々に生み出していたが、チャーリー・パーカーの死でひとつの転機を迎えることになる。リセットし改めて自身のアイデンティティを求めるようにワンホーンで模索をすることになった。黄金のクィンテットに至る過程として唯一と言っていいワンホーン・カルテットの貴重で興味深い作品といえる。
●マイルス・デイビス(tp)レッド・ガーランド(p)オスカー・ペティフォード(b)フィリー・ジョー・ジョーンズ(ds)
1955年6月7日録音/2014年7月15日発売
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