THIS IS HOW I FEEL ABOUT JAZZ/QUINCY JONES■ジャズのあるべき姿を追求し、地位を高めることで大きく貢献した業界のリーダー、クィンシー・ジョーンズ。この作品は彼が23才の時に録音された記念すべき初リーダー・アルバム。振り返るとアート・ファーマー、ハンク・ジョーンズ、ジョー・ワイルダー、フィル・ウッズ、ジーン・クイル、ズート・シムズなど大変な大物メンバーが勢揃いの豪華なビッグ・バンドを率いた知的センス溢れるウェスト・コースト・ジャズ系の親しめるサウンドが魅力だ。ジャケットの写真を見る通り、自分の思い描く壮大なストーリーを溢れる意気込みで取り組んでいるのが好感を持てる。
●クインシー・ジョーンズ(arr)アート・ファーマー(tp)ジミー・クリーヴランド(tb)フィル・ウッズ(as)ラッキー・トンプソン(ts)ハンク・ジョーンズ(p)ポール・チェンバース(b)チャーリー・パーシップ(ds)ほか
1956年9月14、19、29日録音 JAZZ TRACK RECORDS